宮里藍 昨年に引退決断していた…「初めて自分で決めたことだから」

[ 2017年5月27日 07:39 ]

復調気配の中、突然すぎる引退表明をした宮里藍
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 女子プロゴルファーの宮里藍(31=サントリー)が今季限りでの引退を決めた。29日に都内のホテルで会見する。マネジメント事務所が26日、発表した。

 引退の理由や経緯は会見で説明するが、関係者によれば昨年のうちに決断。友人らにも伝えていた。ただ、多くのファンやスポンサーを持つスターゆえ決めるのは簡単ではなかった。東北高の後輩・原江里菜に「ゴルフに関して初めて自分で決めたことだから」と漏らしたように、悩み抜いた。複数のスポンサーにも報告済みで、父・優さん(70)は「ノーコメント」としながらも、「本人しか分からないこと」と話し、結婚などが理由ではないという。

 一昨年、30歳を目前にした宮里は「あとどれくらいプレーできるのかな。ある日突然“ああ、もういいや”って思うかもしれない」と語っていた。「やりきった」という思いが大きくなり背中を押したのかもしれない。

 ここ数年は腰痛などに悩まされた。昨年の米ツアー最終戦ではドライバーショットの練習を控えるほど。日本女子プロゴルフ協会の樋口久子相談役は「燃え尽きたのかもしれない」とおもんぱかり、また、ある関係者も「モチベーションをどうやって盛り上げるか、最近はそれに苦慮していた様子」と語った。12年を最後に優勝からは遠ざかる。14年に及ぶツアー生活は心身ともに疲弊していた可能性はある。

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2017年5月27日のニュース