錦織 逆転4強、アンダーソンに苦闘も随所で“らしい”粘り

[ 2017年5月26日 05:30 ]

男子テニス ジュネーブ・オープン ( 2017年5月25日    スイス・ジュネーブ )

ジュネーブ・オープン準々決勝でアンダーソンを下し4強入りした錦織(AP)
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 シングルス準々決勝が行われ、第2シードで世界ランキング9位の錦織圭(27=日清食品)は同62位のケビン・アンダーソン(31=南アフリカ)に2―6、6―4、7―6で逆転勝ちし、4強入りした。26日の準決勝でミーシャ・ズベレフ(29=ドイツ)と対戦する。

 錦織は第1セットをあっさり落とした。2メートル3の長身から繰り出すアンダーソンの強烈なサーブに押された。しかし、第2セットは最初のゲームでブレークに成功。持ち味の速い攻撃でリズムに乗ると、過去3勝1敗、3月のマイアミ・オープンでも勝っている相手から、このセットを6―4で奪い返した。

 最終セットは我慢の展開が続いた。ゲームカウント4―5で迎えた第10ゲームは3度のマッチポイントをしのいだ。タイブレークでも先にミニブレークを許す苦しい展開だったが、強烈なリターンエースなどで連続ポイントを奪って競り勝った。

 3月の右手首故障からの復帰後、クレーコートの2大会で計4試合しか戦えず、4大大会第2戦の全仏オープン(28日開幕・パリ)に向けて同じクレーで実戦の機会を得るために急きょ出場した今大会。粘り強い錦織らしさを随所で見せた。

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