安美錦が勝ち越し 土俵下に落ち、居合わせたナイツの塙に「勝った?と聞いちゃった」

[ 2017年5月26日 18:50 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2017年5月26日    両国国技館 )

 今場所の関取最年長、十両の安美錦(38=伊勢ケ浜部屋)が、同最年少関取の貴源治(20=貴乃花部屋)を下手投げで下して勝ち越した。

 土俵際での投げの打ち合いを制し、「勝ったかどうか、感覚的には分からなかった。(土俵下に落ちたときに)ナイツの塙さんがいて、思わず『勝った?』と聞いちゃった」と笑顔で振り返った。18歳差対決には「勢いがあるからね。いい稽古だと思って」と貫禄を見せた。

 7人が5敗で首位に並ぶ大混戦。安美錦もトップ集団におり、千秋楽での優勝決定戦が予想される展開だ。38歳のベテランは「一番でも(体が)ビチビチ(に張っている)。千秋楽に何番も取れないよ」と、最年長のハンデを訴えて苦笑いだった。この勝利が安芸乃島に並ぶ歴代10位の通算822勝目。残る2日へ「抜きたいね」と白星の積み上げに意欲を見せた。

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2017年5月26日のニュース