村山 今年2度目の海外遠征「世界のトップと競り合うためには武者修行に行くしかない」

[ 2017年5月24日 17:33 ]

 ハーフマラソンで日本歴代4位となる1時間0分50秒の記録を持つ村山謙太(24=旭化成)が24日、カナダ・オタワで行われる10キロロードレース(27日)に出場するため成田空港から出発した。

 今季日本人最高の1時間0分57秒を記録した3月のニューヨークシティハーフマラソンに続き、今年2度目の海外遠征。「海外のメジャー大会には速い選手がたくさん出場する。マラソンで世界のトップと競り合うためには武者修行に行くしかない」と目的を説明した。目標タイムは佐藤敦之が持つ10キロロードレース日本記録28分5秒。8月の世界選手権(ロンドン)マラソン代表の川内優輝からも「日本だけではなく海外にも挑戦して盛り上げよう」とアドバイスを受けているという。

 最大目標となる2020年東京五輪の42・195キロで世界のトップ選手に対抗するべく、今季は30キロまでのロードレースでスピードを鍛える方針。マラソン経験は2時間16分58秒で30位に終わった昨年の東京マラソンだけだが、3年後までには「世界と戦うためには2時間5分ぐらいで走れるようにならないと」と高岡寿成が持つ2時間6分16秒の日本記録超えを狙う。1万メートルの日本記録(27分29秒69)を持つ双子の弟・村山紘太も良きライバルだ。来春のボストンマラソン出場を見据え、その後、東京五輪代表選考レースへの出場権獲得を目指すという。

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2017年5月24日のニュース