日馬「全身全霊」速攻決まり10連勝 白鵬と久々マッチレース

[ 2017年5月24日 05:30 ]

大相撲夏場所 10日目 ( 2017年5月23日    両国国技館 )

栃煌山(左)を寄り切りで破った日馬富士
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 速攻がこの日もさえた。9日目に稀勢の里から金星を奪った栃煌山を寄せ付けず、2秒3の電車道で寄り切って10連勝。内容を伴う白星街道に「一番を全身全霊で取りました」と強調した。9日目に痛めた右足親指についても、この日の朝稽古で師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)から「大丈夫か」と聞かれて、「はい」と力強く答えていた。

 ここまで、一番長くかかった取組が3日目の隠岐の海戦。それでも6秒5しかかかっていない。速い相撲を徹底している。

 白鵬との久々のマッチレースに「気分がいいですね」と、まんざらでもない様子。お互いに初日から10連勝したのは14年春場所以来で、今場所が6度目。過去の5回中、4度賜杯を受け取っており、終盤の集中力がひときわ光る。待ち望んだ展開。残る5日間に向け「一番一番が大事」と力を込めた。

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2017年5月24日のニュース