男子・牧野 女子・堤V スポニチいわて奥州きらめきマラソン

[ 2017年5月22日 05:30 ]

フルマラソンで男女の初代優勝者になった牧野(左)と堤
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 2017スポニチいわて奥州きらめきマラソンは21日、岩手県奥州市の前沢いきいきスポーツランド発着のコースに4570人がエントリーして行われた。従来のスポニチ奥州前沢マラソンなど3大会を統合、リニューアルした新大会で、フルマラソン男子は牧野冴希(29=DNP)が2時間21分55秒、女子は堤佳子(45=HALEORT)が3時間7分54秒で制し、初代王座に就いた。地元出身で09年東京マラソン優勝の那須川瑞穂さん(37)がゲスト参加し、大会を盛り上げた。

 <フル男子 圧勝6分9秒差>気温30・2度という暑さの中、牧野が2位に6分9秒差をつけ圧勝した。4月のかすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンに続く優勝で、スポニチ主催大会“連覇”を飾った。「かすみがうらの経験から、暑さは想定していた」と1キロ3分15秒ペースを刻み、最後まで首位を譲らなかった。高低差20メートル以内という平たんなコースが魅力の新設大会で初代覇者となり「暑さが苦手なので五輪や世界選手権は目指さないが、若手と一緒に力を伸ばし合いたい」と笑った。

 <フル女子 「食」伝えながら>“走るソムリエ”の堤がうれしい総合優勝。40代の部での出場となったが、見事に39歳以下の部の選手を破った。「タイムはいまひとつだが、スポニチさんの大会でまた勝ててうれしい」と振り返った。仙台市在住で、多くの大会に出場しながら食事の大切さを伝えている。これまでも「日本のふるさと遠野ジンギスカンマラソン」などを制してきただけに、優勝者に授与されたスポニチ盾を手に「またこの緑の盾がもらえた」と喜びを爆発させた。

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2017年5月22日のニュース