今平 勇太以来の完全初優勝「皆さんもうちょっと頑張って」

[ 2017年5月22日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 関西オープン最終日 ( 2017年5月21日    京都府城陽市 城陽カントリー倶楽部=7037ヤード、パー71 )

初優勝を決め笑顔でトロフィーを持つ今平周吾(左)と若松キャディー
Photo By スポニチ

 プロ7年目の今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)が通算9アンダーで初優勝を4日間首位の完全優勝で飾った。2位に5打差から出て、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーで70をマーク。初勝利を完全優勝で飾るのは、日本人では2009年の日本プロ選手権での池田勇太以来の快挙だ。北村晃一(32=ミッションバレーGC)が69で回り、通算1アンダーの4位に入った。

 しゃべるのが苦手という今平は優勝インタビューで「心の中ではテンションが上がっているんですが、なかなか出ないタイプですいません」と頭を下げ、ギャラリーの笑いを誘った。

 初優勝の支えになったのはパットだった。1Wの平均飛距離292ヤードを誇るが、「勝負どころで外していた」というグリーン上に難があった。昨秋からダウンブローに打つよう修正。難易度1位の12番で6メートルをねじ込んでこの日唯一のバーディーを奪った。2位に6打差をつける圧勝。「皆さん、もうちょっと頑張ってもいいのかなと思いました」。完全優勝に少し毒も吐いてみせた。

 高校1年の日本ジュニアで1学年上の松山英樹を倒した後、埼玉栄高を中退し、米IMGアカデミーで2年間、腕を磨いた。プロ6年目での初優勝。賞金王、米ツアー参戦という夢へ、第一歩を踏み出した。

続きを表示

2017年5月22日のニュース