川崎“延長戦”制し決勝進出!第3戦後半に逆転 北監督「激戦だった」

[ 2017年5月21日 05:30 ]

Bリーグ チャンピオンシップ準決勝第3戦   川崎26―18A東京 ( 2017年5月20日 )

決勝進出を決め、ファンにあいさつする川崎の選手たち
Photo By 共同

 中地区1位の川崎が2勝1敗で東地区2位のA東京を退けて27日の決勝に進んだ。川崎は第2戦を77―78で落としたものの、引き続いて行われた前後半各5分の第3戦で後半に逆転し、26―18で奪った。

 旧NBL最後の王者が、苦しみながらもBリーグ初代王者を視界に捉えた。チャンピオンシップで初となる第3戦にもつれ込んだ接戦を制した北卓也監督は「激戦だったが選手が諦めずにプレーした。あと1試合、いい準備をして臨むだけ」と興奮気味に話した。

 終盤のミスで第2戦を落とす嫌な流れだったが、ここでチームを押し上げたのがシーズン得点王のファジーカスだった。第2戦の勝負どころでフリースローを外す痛恨のミスを犯したが「迷惑を掛けて落ち込んだが、チームを勝たせるように切り替えた」と奮起。第3戦の10分間で12得点という名誉挽回の活躍で決勝への道を切り開いた。

 土俵際まで追い詰められても前夜を超える4608人の観客が川崎を支えた。第3戦の終盤、スパングラーの連続得点でA東京を突き放すと興奮は最高潮。北監督は「たくさんのファンが後押ししてくれたことが終盤の力になった」と話した。旧NBLから続く“連覇”に向け篠山竜青主将は「ファンへの恩返しのためにもファイナルでいい結果を残したい」と意気込んだ。

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2017年5月21日のニュース