寺田明日香が40M独走トライ!元100M障害女王やっぱり速い

[ 2017年5月21日 05:30 ]

ラグビー太陽生命ウィメンズシリーズ第2戦秩父宮大会初日 ( 2017年5月20日    秩父宮 )

後半、1人を振り切り、さらに1人をステップで交わそうとするチャレンジチームの寺田明日香(中央)
Photo By スポニチ

 ラグビーの太陽生命ウィメンズシリーズは1次リーグが行われ、混成チームのチャレンジチームで出場した元陸上100メートル障害日本女王の寺田明日香(27)が1トライを記録した。初戦の千葉ペガサス戦の後半から途中出場し、圧倒的なスピードを生かしてトライ。20年東京五輪の星が、才能の片りんを見せつけた。

 ひとたびボールを持てばモノが違った。千葉ペガサス戦の残り2分を切って出場した寺田は、ファーストタッチから1人目を外で振り切ると、2人目はステップで翻弄(ほんろう)して置き去りにした。あっという間に40メートルを走りきるトライに「私にパスが渡った時は1人で行け、ということなので」。残りの2試合は出場時間が短くトライできなかったが、そのスピードは際立っていた。

 昨年9月にラグビーを始めてから体重は11キロ増えて58キロに。今年に入って代表合宿に練習生として参加し続け、「タックルも慣れてきた」と話す。元陸上選手として、きょう21日の陸上セイコー・ゴールデングランプリ川崎の解説依頼もあったというがラグビー選手として急速に成長中。「まだ(露出ほどに)実力が伴っていないのでそこを付けていきたい」と貪欲だった。

続きを表示

2017年5月21日のニュース