笠りつ子 今季自己ベスト66で4位浮上「今までの自分を取り戻せている」

[ 2017年5月20日 17:35 ]

中京テレビ・ブリヂストン・レディース第2日 ( 2017年5月20日    愛知県豊田市の中京GC石野C )

<ブリヂストンL2日目>1番、ティーショットを放ち、笑顔をみせる笠りつ子
Photo By スポニチ

 ツアー通算5勝の笠りつ子(29=京セラ)が今季自己ベストの66をマークして20位から4位まで順位を上げた。

 2、6、9番で4〜5メートルのパットを決めて前半で3バーディー。10番パー4では残り143ヤードから91で放った第2打がカップイン。今季初イーグルを奪った。その後も3バーディー(2ボギー)でスコアを伸ばした。

 「ショットが凄く良かった。先週までは全部うまくいかず全くバーディーチャンスにつかなかった。修正して今週は今までの自分を取り戻せている気がする」。

 昨季は2勝を挙げて賞金ランキング3位に入った。今季はここまで5位が最高で、最近2試合は予選落ちと実力を出し切れていなかったが、今週に入って復調のきっかけをつかんだ。

 16日に首都圏のゴルフ場を、男子プロ谷原秀人と回った。同じジムに通う縁で親しくなり、同じ本間ゴルフの契約選手でもある。「10年ぶりくらい」のラウンドで谷原から「(ショットの)タイミングが速くなっている」と指摘された。

 さらに練習日にはテレビ解説で会場を訪れた女子プロの森口祐子から「アドレスでつま先体重になっている」と言われた。2人の助言を参考に修正。「プロアマの時からピンに絡むようなショットが打てるようになった」と手応えをつかんだ。

 首位と2打差。今季初勝利は手の届くところにある。「自分のゴルフをして勝つことが1番の目標なので、上の相手は見ないで自分のベストのゴルフをする。成長している自分を見られるようにしたい」と力強かった。

続きを表示

2017年5月20日のニュース