錦織8強ならず 右手首はOK ジュネーブOP次週急きょ出場

[ 2017年5月20日 05:30 ]

テニス イタリア国際 ( 2017年5月18日    ローマ )

イタリア国際テニス男子シングルス3回戦で敗れた錦織(AP)
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 男子シングルス3回戦で第7シードの錦織圭(27=日清食品)は2009年全米オープン王者で世界ランキング34位のフアンマルティン・デルポトロ(28=アルゼンチン)に6―7、3―6で敗れ、8強入りはならなかった。錦織は初戦の2回戦で好調だった第1サーブで苦しみ、先にブレークを許す展開になった。第1セットはタイブレークに持ち込んだものの落とし、第2セットはサーブ、ショットとも調子を上げた相手に押し切られた。

 想定より早い敗退に錦織は悔しさを隠せなかった。現在の世界ランクこそ34位だが、ツアー通算19勝のデルポトロに完敗。「自信を持ってプレーできていなかった」とため息交じりだった。

 過去の対戦成績は1勝4敗と苦手で、今回も先にブレークを許す苦しい展開。初戦で75%と高確率だった第1サーブは57%に落ち、相手のバックにボールを集めても「深く返球されて攻められなかった」。強烈なサーブで得意のリターンも封じられ、第1セットをタイブレークの末に落とし、第2セットはブレークポイントを一度も握れずに終わった。それでも前週は準々決勝で棄権を強いられる原因となった右手首の痛みはない様子。次週はジュネーブ・オープンに主催者推薦で急きょ出場することになり、赤土での感覚を研ぎ澄ましてからパリに乗り込む。

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2017年5月20日のニュース