アマの大里桃子 ツアー自己ベスト67で5位発進「100点に近い」

[ 2017年5月19日 19:19 ]

女子ゴルフ 中京テレビ・ブリヂストン・レディース第1日 ( 2017年5月19日    愛知県豊田市、中京GC石野C(6401ヤード、パー72) )

<ブリヂストンL初日>9番、グリーンのラインを読む大里桃子
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 今春高校を卒業したばかりのアマチュア大里桃子がツアーでは自己ベストとなる67をマークして5位発進。「100点に近いくらい良かった」と顔をほころばせた。

 インから出て12番、14番ではともに4メートルを沈めた。後半の3番で10メートルのロングパットをねじ込み、4番は5メートルを決めて連続バーディー。6番でも4メートルのパットを入れてスコアを伸ばした。

 熊本県出身の18歳は1メートル71のスレンダー美女。父・充さん(50)の影響で8歳の時にゴルフを始めた。小学生時代はゴルフのほかに水泳、バスケットボール、陸上、ピアノにも取り組んでいたが、中学2年の時に日本ジュニア選手権女子12〜14歳の部で3位になったことがきっかけでゴルフ一本に絞った。

 ゴルフの名門校・国府高で腕を磨き、今春に熊本空港CCの練習生になりプロを目指して練習に打ち込んでいる。今月中旬に山口で行われたプロテスト2次予選を2位で突破し7月の最終プロテストに進出。「少しほっとした」と息をついた。

 鹿児島県出身で同学年の勝みなみとは小学生時代から大会で何度も対戦してきた。その勝が15歳の史上最年少でツアー初優勝した14年KKT杯バンテリン・レディースで、大里はボランティアとしてスコアボード係を務めていた。「最初は凄いなあと思ったけど、だんだん悔しくなってきた。負けていられないと思った」と刺激を受けた。

 これがツアー10試合目。「緊張するけど、前よりは慣れてきたかな」と話す大里。勝を上回る初日5位はもちろん自己最高。ライバルに続くアマチュアでのツアー初制覇も夢ではない。

 ◆大里 桃子(おおさと・ももこ)1998年(平10)8月10日、熊本県出身の18歳。8歳でゴルフを始める。10年九州小学生選手権春季大会優勝。16年九州ジュニア選手権優勝。憧れのプロは鬼沢信子。得意クラブはパター。1Wの平均飛距離は260ヤード。ベストスコアは66。家族は父・充さん、母・美弥さん(48)、兄・将司さん(21)。1メートル71。

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2017年5月19日のニュース