嘉風、162万懸賞金に笑顔 愛妻へ「カーネーション500本買って帰る」

[ 2017年5月15日 05:30 ]

大相撲夏場所初日 ( 2017年5月14日    両国国技館 )

<夏場所初日>支度部屋で、懸賞金を手に笑顔を見せる嘉風 
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 小結・嘉風が研究の成果を発揮した。54本の懸賞金を受け取り「これで納得できないと言ったら横綱に失礼。150点」と頬を緩めた。

 9日の二所ノ関一門の連合稽古で稀勢の里の胸を借りたが、最初の一番で右ふくらはぎを負傷、この日まで四股すら踏めなかった。それでも、突き落としで敗れた稽古の映像を入手し「(横綱が)左が使えないという仮説を立てた」という。

 結びの一番。横綱を追い詰めたところで、突き落としを食らったが「ちょっとだけ突き落としのタイミングをずらせた。左を右で使わせなかったのが勝因」とどや顔。さらに、その瞬間に胸から腕に巻かれた横綱のテーピングに腕が引っ掛かる幸運にも助けられ逆転を呼んだ。

 前日には愛夫人から14日が母の日であると知らされた。プレゼントについて「これでいい?」と手で懸賞金の形を作ったが、夫人からは「カーネーション1本でいいのよ」と返されたという。「妻の日じゃないんだけど…」と苦笑いしたが、「カーネーション500本買って帰ります」。懸賞金162万円入りのバッグを持って生花店へと向かった。

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2017年5月15日のニュース