優作 出場2戦連続Vへ3位浮上、地元で快調「ガツガツせず」66

[ 2017年5月13日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 日本プロ選手権日清カップ第2日 ( 2017年5月12日    沖縄県名護市 かねひで喜瀬カントリークラブ=7217ヤード、パー72 )

18番、ホールアウトしてギャラリーの声援に応える宮里優
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 27位から出た地元・沖縄出身の宮里優作(36=フリー)が7バーディー、1ボギーの66で回り通算7アンダーで3位に浮上した。谷口徹(49=フリー)は4バーディー、2ボギーの70で回り通算10アンダーで首位をキープ。70歳の尾崎将司(セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)は、年齢以下のスコアで回るエージシュートまであと1打の71をマークしたが、通算4オーバーの67位で予選落ちした。

 一気にリーダーボードを駆け上がった。宮里優は2番で4メートルを沈めてバーディー先行。パー5の5番ではカラーから5メートルをパターでねじ込んだ。8番は6メートルのパットを入れて、9番パー5は第2打でグリーン手前まで運び連続バーディー。後半も3バーディーを奪った。バンカーから寄せきれなかった17番で唯一のボギーを叩いたが、大会自己ベストに並ぶ66で回った。

 「今日は比較的落ち着いてガツガツすることなくゴルフができた。ベタピンというのもないけど、ロングホール(パー5)でしっかり(バーディーを)取れたのが良かった」。前日はダブルボギーが2つもあったが、上がり3連続バーディーで71でまとめた。そのいい流れを維持し「昨日最後3つバーディーが来たのが生きているし、生かせた」と胸を張った。

 尾崎将がエージシュートまであと1打に迫った。「自分が70歳になってああいうゴルフができるか自信がない。ジャンボさん、青木(功)さんには無理して頑張ってほしい」と選手会長としてレジェンドの活躍を歓迎。「中身は言えないけど昔からジャンボさんにはアドバイスをもらっていた」と個人的な関係も明かした。尾崎将は毎年「捲土(けんど)重来」「一期一振」など四字熟語をキャディーバッグに刺しゅうしていた。「四字熟語も教えてもらった。意味を聞くと“おまえに足りないものだ”と言われた」と笑った。

 実家はコースから車で40分の東村。前日に続いて妹・藍が観戦し、長兄・聖志の組に付いた。ラウンド中に懐かしい親族の顔も見つけた。「母方のおじに20年ぶりくらいに会った。よく覚えていたと思う」。勝てば自身2度目の2試合連続優勝で初の年間複数回勝利。兄・聖志は予選落ちしただけに「兄貴の分まで決勝ラウンドを頑張りたい」と故郷の期待を背負って残り36ホールを戦う。

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2017年5月13日のニュース