錦織 ジョコ戦棄権、右手首の痛み再発 全仏上位8シード厳しく

[ 2017年5月13日 05:30 ]

練習中、ダンテ・ボティーニ・コーチ(左)と話す錦織
Photo By 共同

 テニスのマドリード・オープンで男子シングルス世界ランキング8位の錦織圭(27=日清食品)は12日、右手首の痛みが悪化したために世界2位のノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)との準々決勝を前に棄権した。

 会見では「プレーはできるが、治りかけだと思うので悪化は避けた」と説明した。約1カ月半ぶりの復帰戦となった今大会は「ショットによって全く痛くない場面と痛くなるショットがあった」という。3回戦を終えて徐々に痛みが増し、「リスクを避けることを選んだ」とこの日の練習で最終決断した。

 次戦のイタリア国際(14日開幕、ローマ)出場に意欲は見せたものの、その後には4大大会の全仏オープン(28日開幕)が控えており「なるべく全部が治ってからプレーしたい」と慎重な姿勢を示した。週明けの世界ランキングでは9位以下に後退することが確定。次戦次第ではあるが、準々決勝まで自分より上位を避けられる全仏での上位8シード入りは厳しくなってきた。

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2017年5月13日のニュース