キャバリアーズ、またスイープ 3年連続で東地区決勝に進出!

[ 2017年5月8日 12:58 ]

35得点を挙げたキャバリアーズのジェームズ(AP)
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 NBAプレーオフに東地区2位で進出しているキャバリアーズは7日、敵地トロントで3位ラプターズを109―102(前半61―49)で下して4戦全勝。1回戦(対ペイサーズ)に続き2シリーズ連続でスイープ突破を果たし、3年連続で地区決勝に駒を進めた。前年王者がプレーオフで初戦から8戦不敗となったのは現行システムでは初めて。プレーオフで2季連続で8勝0敗としたのも初めてとなった。

 レブロン・ジェームズ(32)は46分出場してフィールドゴール(FG)を22本中11本、3点シュートを12本中5本成功させて35得点をマーク。スイープは自身11回目で地区決勝にはヒート時代を含めて7年連続の進出となった。プレーオフ通算得点は207試合で5847。マイケル・ジョーダン(元ブルズほか)が保持するリーグ記録(5987=179試合)にはあと140点と迫っており、今プレーオフでの新記録達成する可能性も出てきた。

 ジェームズ以外の選手も活躍。カイリー・アービング(25)は27得点と9アシスト、ベンチから出たシューターのカイル・コーバー(36)は3点シュートを4本決めて18得点を稼いだ。

 ただしこのシリーズではもっとも苦しんだ試合。第1Qの9分すぎには11点を追う展開で、第3Qにいったん16点のリードを奪ったものの、第4Qの5分22秒には92―93とリードされてしまった。しかしアービングの3点シュートで再逆転。勝負どころでは王者の貫録を見せた。

 球宴出場のガード、カイル・ラウリー(31)が左足首の捻挫で2試合連続で欠場したラプターズは地元2万人のファンの大声援を受けて奮起。サージ・イバカ(27)はチーム最多の223得点を稼ぎ、デマー・デローザン(27)もダブルチームを振り払いながら22得点と8アシストを記録した。第4戦ではラウリーに代わってコーリー・ジョセフ(25)が先発し、40分で20得点と12アシストをマーク。プレーオフ初先発となったP・J・タッカー(32)も46分で14得点と12リバウンドを稼いだが、あと一歩およばなかった。

 これで同一カードだった昨季の地区決勝(2勝4敗)からキャバリアーズにはプレーオフで6連敗。今季は躍進が期待されたがまたしても大きな“壁”に跳ね返された。

 なおキャバリアーズは1回戦から中7日で地区準決勝シリーズに入っており、セルティクス対ウィザーズ戦が2勝2敗ともつれていることから地区決勝に向けても休養十分。ファイナル進出に向けて順調に歩を進めている。

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