女子・野口啓代、男子・楢崎智亜がともに2位 ボルダリングW杯

[ 2017年5月7日 17:19 ]

第2課題をクリアし、ガッツポーズする野口
Photo By スポニチ

 スポーツクライミングのボルダリング・ワールドカップ(W杯)八王子大会最終日は7日、東京・エスフォルタアリーナ八王子で行われ、女子で野口啓代(27=茨城県連盟)が2位、野中生萌(19=東京都連盟)が3位に入った。

 男子は昨年の世界選手権金メダリストでW杯年間総合王者の楢崎智亜(20=栃木県連盟)が2位、先週の南京大会を制した渡部桂太(23=三重県連盟)が3位、石松大晟(20=熊本県連盟)は6位だった。

 20年東京五輪での実施が決定して以降、初めて国内で開催されたW杯。この日の前売りチケット1600枚は完売するなど、高い注目度の中で野口が好プレーを見せた。4つの課題を全て完登。第3課題は残り20秒からのラストアタックで、トップのホールドをつかんだ時には残り1秒とギリギリでクリア。優勝したスロベニア選手に試技数の差で及ばず、「大満足の2位とは言えない」としながら、「大満足のクライミングだった」と胸を張った。

 東京五輪はボルダリングに、高さを競うリード、速さを競うスピードの複合で行われる。「目指すんだったら、もちろん優勝」。日本を代表するクライマーは、3年後の夢舞台で金メダルを目標に掲げた。

続きを表示

2017年5月7日のニュース