NFLドラフト 実績十分の逸材が253番目に指名されたワケ

[ 2017年4月30日 12:56 ]

ミシシッピ大のQBチャド・ケリー (AP)
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 NFLドラフトは29日に4巡目から7巡目までの指名を行い、すべての日程を終了。計253人が指名を受けた。

 最後の指名選手は例年「ミスター・イレレバント(Irrelevant=的外れ、見当違い」と呼ばれてあまり注目されない人材が名を連ねているが今年は例外。253番目にブロンコスに指名されたのは、今ドラフトで最多の53人を送り込んだ強豪カンファレンス、SEC(サウスイースタン・カンファレンス)に所属するミシシッピ大のQBチャド・ケリー(23)だった。ケリーは過去2シーズンで6800ヤードと50TDをパスで獲得しており、本来は3巡目までに消えると言われていた逸材。伯父はかつてビルズで活躍し、NFLの殿堂入りを果たしているQBジム・ケリー氏(57)とあってその動向が注目されていた。

 ケリーは強豪アラバマ大を撃破するなど実績は申し分なかったが、暴行事件などを引き起こすなどフィールド外のトラブルが多くブロンコス以外のチームは指名を回避。しかし現役時代に伯父のケリー氏とライバル関係にあった元ブロンコスのQBジョン・エルウェイ氏(現ブロンコスGM兼球団副社長)が最後の最後で指名に踏み切って「的外れ」ながらNFL入りを果たした。

 なお大学別の最多指名はミシガン大の11人。最も多くの選手を指名したのはシーホークスの12人、次いでベンガルズとバイキングスの11人となった。

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2017年4月30日のニュース