日本、韓国に大勝!SO山沢10得点デビュー ジョセフHC「何か持ってる」

[ 2017年4月30日 05:30 ]

ラグビーアジア選手権   日本80―10韓国 ( 2017年4月29日    秩父宮 )

<日本・韓国>後半10分から登場した山沢。巧みにステップを踏んでディフェンスを交わす
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 初戦で韓国に47―29と苦戦した日本は12トライを挙げて80―10と大勝し、2戦2勝とした。若手主体のメンバーが奮起する中、昨季に史上初の大学生トップリーガーとしてプレーしたSO山沢拓也(22=筑波大→パナソニック)が代表デビュー。後半10分からの出場でゴールキック5本を全て決め、10点をマークした。

 19年W杯日本大会の司令塔候補は、代表デビュー戦を「40点。細かいミスが多かった」と辛めに自己採点した。山沢は後半10分からSOに入り、「風下だったので相手のエリアで戦えるように」プレー。試合前練習から風を計算して蹴っていたゴールキックは、難しい角度も含め5本全てを決めた。

 キック以外にも空いたスペースへの速いパス、相手防御の穴を突き、自ら抜いていくランでもアピール。デビュー戦初トライはならず「パスした方がトライを取れたという判断ミスもあった。パスする相手が見えなかった」と反省しながらも、「点差は開いていたけど、出られた試合で勝てたのは良かった」と安どの表情ものぞかせた。

 ジョセフ・ヘッドコーチは「自分でトライを取りにいきすぎた。チーム第一でパスすべき場面もあった」と指摘しつつ、「スピード、スキル、才能は素晴らしい。ビッグゲームに勝つために必要な何かを持っている」と22歳を評価。代表SOは小野、田村優、小倉ら層が厚く競争は激しいが、山沢は「アジア選手権からちょっとずつ成長していきたい」と謙虚に話した。

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2017年4月30日のニュース