桐生10秒04でV!日本人初の9秒台ならずも「着実に力付けている」

[ 2017年4月29日 15:50 ]

男子100メートル決勝 10秒04で優勝した桐生祥秀
Photo By 共同

 8月にロンドンで行われる陸上の世界選手権代表選考会を兼ねた織田記念国際が29日、広島市のエディオンスタジアム広島で開催され、リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルメンバーの桐生祥秀(21=東洋大)が100メートル決勝で10秒04(向かい風0・3メートル)をマークし、優勝した。

 期待されていた日本人初の9秒台に届かず「みなさんが求めている9秒台が出なかったんですけど」と悔しげな表情。それでも、オーストラリアで行われた3月の今季初戦でマークした今季自己最高に並び「着実に力をつけてきていると思う」と笑顔も。

 午前中に行われた予選では、向かい風0・3メートルの条件下、10秒16をマーク。全体トップで決勝に進んでいた。「メンタル面など予選と同じ失敗をしない」ことをイメージして臨み、10秒0台を記録してみせた。「いい感じできているとは思いますが、世界のスタートラインに立つと思ったら、9秒台を出してからがスタートラインだと思う」と桐生。「まだそこに立てていないので、もう1回しっかり練習して9秒台を出せるよう頑張りたい」と力を込めた。

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