日本2連勝 計12トライを奪って韓国に快勝

[ 2017年4月29日 16:02 ]

 ラグビーのアジア選手権2017第2戦、日本代表―韓国代表は29日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本は計12トライを奪って80―10と快勝し、2戦2勝とした。

 韓国のキックオフが強風に流されて自陣に落ちる珍プレーから試合はスタート。そのまま攻め込んだ日本は前半2分、右ラインアウトモールからロックのアニセ・サムエラ(キヤノン)が先制トライを挙げ、SO小倉順平(NTTコミュニケーションズ)のゴールも決まって7―0とリードした。その後はラインディフェンスのミスで韓国に突破を許したり、プロップ須藤元樹(サントリー)の負傷交代、パスミスと良くない時間が続いたが、WTB山田章仁(パナソニック)の自陣でのターンオーバーからリズムが良くなり、15分に小倉の飛ばしパスを拾ったWTBアマナキ・ロトアヘア(リコー)のトライで12―0とした。

 トライ前のプレーで相手プロップがシンビン(10分間退場)となり、1人多くなった19分にはPKからの速攻で主将のSH流大(サントリー)が代表初トライ。23分には連続攻撃からフランカー小沢直輝(同)が左中間へ、31分には山田が左隅へ飛び込み、31―0と突き放した。しかし、前半終了間際に密集のサイドでオフロード気味にパスをつながれ、裏へ抜けたフランカーのキム・ヒョンスにトライを許して31―5で前半を終えた。

 後半1分には右ラインアウトからゴール前でラックを連取し、フッカー坂手淳史(パナソニック)がポスト下へトライ。4分には自陣での激しいディフェンスでボールを奪い、突破したロトアヘアからパスを受けたCTB松田力也(パナソニック)が独走トライを決めて45―5とした。

 8分に自陣深くでの反則を起点に韓国に2つめのトライを許し、45―10となった場面でSO山沢拓也(パナソニック)が交代出場して代表デビューを果たした。16分には相手ゴール前スクラムからCTB山中亮平(神戸製鋼)が左中間へ飛び込み、52―10。21分には山中がハンドオフで2人をかわす鮮やかな個人技でゴール前へ突破し、ロトアヘアのトライへつなげた。26分にもゴール前スクラムから速いボールイサイクルで大外のロトアヘアが自身3本目のトライ。66―10として大勢は決した。山沢は難しい角度を含めて5本のコンバージョンを全て成功させた。

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2017年4月29日のニュース