マーメイドJ首位発進も…リオより低い得点に井村監督「最悪」

[ 2017年4月29日 05:30 ]

シンクロナイズドスイミング ジャパンオープン第1日 ( 2017年4月28日    辰巳国際水泳場 )

<シンクロジャパンオープン初日>チーム・テクニカルルーティン、息の合った演技を見せる(左から)河野みなみ、小俣夏乃、中村麻衣、中牧佳南、丸茂圭衣、乾友紀子、阿久津咲子、福村寿華
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 チームのテクニカルルーティン(TR)で、日本(乾、小俣、中牧、中村、阿久津、丸茂、福村、河野)は91・5684点で首位発進した。非五輪種目のソロでは乾友紀子(26=井村シンクロク)がTRとフリールーティンの合計182・9121点で2位だった。

 新生マーメイドジャパンのTRの得点は思いのほか伸びなかった。3大会ぶりの銅メダルを獲得した昨夏のリオ五輪と同じプログラム「弥栄日本」。リオ五輪時より2点以上低い91・5684点に、日本代表の井村雅代監督は「最悪ですね。話にならない」とバッサリ切り捨てた。

 リオ五輪後、デュエットの三井梨紗子らが引退したが、この日のTRのメンバー8人中5人は五輪経験者。指揮官は「(リオ五輪で)足の高さを身に付けたはずなのに、全部忘れている。(新加入選手の基準に)引っ張られている。情けない」と意識の低いベテラン、中堅選手たちに手厳しかった。20年東京五輪へ向けて、今夏の世界選手権(ブダペスト)で後退するわけにはいかない。最年長28歳の中村は「スピード感も技の切れもまだまだ足りない。結果を受け止めたい」と気を引き締めた。

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2017年4月29日のニュース