シャラポワ 27日未明復帰戦 15カ月の薬物違反処分解け

[ 2017年4月25日 22:16 ]

 女子テニスの元世界ランキング1位でドーピング違反による1年3カ月の資格停止処分を受けたマリア・シャラポワ(ロシア)が26日(日本時間27日未明)、ドイツのシュツットガルトで行われるポルシェ・グランプリで復帰する。24日開幕の大会期間中に処分が解けるシャラポワが主催者推薦で出場することに批判の声が相次ぎ、逆風の中でコートに戻ってくる。

 AP通信によると、シングルス1回戦で当たることが決まった世界36位のロベルタ・ビンチ(イタリア)は「主催者推薦や誰かの手助けを得ることなくプレーすべきだ」と主張した。2回戦で顔を合わせる可能性のあるアグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)や第1シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)も主催者推薦によるツアー出場に否定的だ。

 5月の2大会も推薦出場が決まっており、人気選手にあやかりたい主催者や協賛社の思惑も透けて見える。昨年1月の全豪オープンのドーピング検査で禁止薬物のメルドニウムに陽性反応を示した30歳のシャラポワ。意図的な違反でなかったことは認められたが、四大大会全制覇を成し遂げているスター選手を観客がどんな反応で迎えるかにも注目が集まる。

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2017年4月25日のニュース