【岡崎真の目】三原の魅力は安定感 樋口はホームランバッター

[ 2017年4月23日 09:00 ]

フィギュアスケート 世界国別対抗戦最終日 ( 2017年4月22日    東京・国立代々木競技場 )

華麗なスピンを見せる三原舞依
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 三原、樋口ともに現在持っている力は全て出してくれた、素晴らしい演技だった。今回の自己ベストは、タイプの異なる2人に自信を与え、来季の五輪代表争いを面白くしてくれると思う。

 三原は安定感が最大の魅力だ。フリーに関して言えば四大陸選手権、世界選手権、そして今回と大舞台でノーミスの演技を続けている。練習時から常にノーミスを繰り返していると聞くが、3回転ジャンプは完全に自分のものにしている感じではないか。例えるなら、大学生が小学生のドリルを解くような難易度に感じているため、不安がないのかもしれない。

 一方の樋口はホームランバッターの印象だ。空振り=大きなジャンプのミスが出ることもあるが、決まったときの高さや飛距離といった迫力は素晴らしい。感情面の表現も進境著しく、練習ではすでに成功させているトリプルアクセルをプログラムに入れ、今回のような演技をすれば、一気に女子の序列を変えてしまう破壊力を感じる。

 今回の2人の成長に加え、ケガで戦線離脱中の宮原も実績は十分。ここにジュニア戦線から本田らが加わり、五輪出場の2枠を争う。本人たちには過酷だが、ファンの視点で言えば興味深い争いになるだろう。もちろん、そこを勝ち抜くために取り組むレベルアップは、五輪本番のメダルにもつながっていくと思う。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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