三原&樋口日本歴代ワンツー!憧れの真央さん上回った

[ 2017年4月23日 05:30 ]

フィギュアスケート 世界国別対抗戦最終日 ( 2017年4月22日    東京・国立代々木競技場 )

女子フリー、ジャンプを決め笑顔を見せる三原舞依
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 偉大な先輩を超え、平昌五輪シーズンへ弾みをつけた。女子フリーで三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)が日本歴代最高となる146・17点で2位、樋口新葉(16=日本橋女学館高)が同歴代2位の145・30点で3位。ともに自己ベストを大きく更新し、フリーでも合計でも、現役を引退した浅田真央さん(26)の得点を上回った。日本はチーム得点を109点とし、3大会ぶりに優勝した。

 浅田さんが別れを告げた勝負のリンクに、新たなヒロインが誕生した。樋口がフリーの日本最高となる145・30点をマークした約15分後、三原が146・17点とさらに更新。順位はつかないものの、合計で樋口が216・71点、三原が218・27点とし、浅田さんの自己ベスト216・69点を上回った。日本を優勝に導き、三原が「みなさんの声援に背中を押してもらえた。最後まで楽しんで滑れた」と言えば、樋口も「最後の最後で力を出せた」と笑った。

 三原は「シンデレラ」を完璧に演じきった。前日(21日)の夜、運命のようにテレビで「シンデレラ」が放映されていた。「強い心を演じきらないと」。ジャンプを完璧に決め、表現力でも高評価。「今まではガラスの靴を落としたくらいと思っていたけど、やっと王子様と出会ってお城に帰った感じ」。15年12月に全身の関節が痛む原因不明の「若年性特発性関節炎」を発症し、車いす生活を送ったこともある。病を乗り越えて躍進した今季。締めくくりにふさわしいハッピーエンドだった。

 四大陸選手権9位、世界選手権で11位と悔し涙を流した樋口も、輝きを放った。武器のスピードあふれるスケーティングで、完璧な「シェヘラザード」を演じた。「緊張はしたけど、自分のためにも出し切ろうと思った。130点を超えるのが目標だったのに大きく超えちゃった」。フリーの自己ベストを一気に15・84点も更新し、「150点を出したい」とさらなる進化を誓った。

 キス&クライでは「まおちゃん ありがとう」と中央部に記された寄せ書きのボードが掲げられた。日本だけでなく、海外の選手やコーチもメッセージを書き込んだ。浅田さんが届かなかった平昌五輪へ、ここがスタート。「シンデレラとともに闘ってきた経験を生かして、もっと強くなりたい」と三原。来季は浅田さんの代名詞・トリプルアクセルをフリーに組み込む樋口は、「どんどんトライしたい」と力を込める。浅田さんに憧れ、その背中を追いかけてきた2人が、夢舞台へ大きな自信をつかんだ。

 ▼日本女子の得点 三原のフリーの146.17点は日本歴代最高で、世界歴代4位。樋口の145.30点は日本歴代2位で、世界歴代5位。これまでの日本最高は宮原の143.69点。合計の日本歴代1位は宮原の218.33点(世界歴代4位)で、三原の218.27点が日本歴代2位(世界歴代5位)、樋口の216.71点は日本歴代3位(世界歴代8位)となる。

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