ラプターズ2勝2敗 敵地で貴重な白星 デローザン、復調33得点

[ 2017年4月23日 13:13 ]

バックス戦で33得点をマークしたラプターズのデローザン
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 NBAプレーオフの東地区は22日に2試合が行われ、ミルウォーキーでは3位ラプターズが6位バックスを87―76(前半41―41)で下して2勝2敗。第3戦で8得点に終わったデマー・デローザン(27歳)が33得点と9リバウンドを挙げて敵地で貴重な白星をものにした。

 デローザンはこの日放った22本のフィールドゴール(FG)のうち12本を成功。第3戦では8本すべて失敗して精彩を欠いたが、第4戦では見違えるようなプレー内容だった。しかもフリースロー(FT)は9本すべて成功。今プレーオフでの計4戦では37本中35本のFTを成功させており、成功率はレギュラーシーズンの84・2%から94・6%にアップしている。

 ラプターズのドウェイン・ケイシー監督(60歳)は第3戦まで先発していたセンターのヨナス・バランチューナス(24歳)に代わってガードのノーマン・パウエル(23歳)を先発で起用。平均身長はバックスの205・4センチに対して197・6センチと約8センチのハンデを背負ってしまったが、スモール・ラインアップにしたことで攻守の切り替えがスムーズになった。パウエルは34分出場して12得点。ベンチから出たバランチューナスも22分で12得点を記録しており、第3戦までとは違った形で試合に臨んだことが功を奏した。

 バックスは今季チーム・ワーストに並ぶ21回のターンオーバーを犯して自滅。トニー・スネル(25歳)が5本の3点シュートなどで19得点、ヤニス・アデトクンボ(22歳)は14得点と9リバウンドを稼いだが、チームのFG成功率は37・0%、FT成功率は61・1%、3点シュートの成功率は23・8%といずれもふるわなかった。

 5位ホークスは地元アトランタで4位ウィザーズに116―98(前半64―46)で勝って3戦目で初勝利。球宴に出場したフォワード、ポール・ミルサップ(32歳)が29得点と14リバウンドをマークして奮闘し、第3Q終了時点で23点差をつけて圧勝した。

 ウィザーズはジョン・ウォール(26歳)が29得点を稼いだものの、今季23・1得点を記録していたブラドリー・ビール(23歳)が不調。FGは20本中6本の成功に終わり12得点にとどまった。

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