白鵬「全開だね」正代に14戦全勝で手応え 夏場所復活Vへ順調調整

[ 2017年4月21日 05:30 ]

正代(左)を指名して稽古を行った白鵬子供との稽古で、中学生力士に胸を出した白鵬
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 大相撲の春巡業が20日、千葉・柏市中央体育館で行われ、17日に合流した横綱・白鵬(32=宮城野部屋)が初めて相撲を取る稽古をした。小結・正代を指名して14戦全勝。右太腿、右足親指などの負傷で途中休場となった春場所で初日に敗れた相手に、鋭い踏み込みからの力強い左右の投げ、まわしを引きつけての寄りなどで圧倒した。「良かったね。息も上がらなかったし。柏の人は大いに喜んだんじゃないか」と納得の様子だ。子供との稽古では、時津風親方(元幕内・時津海)の長男らに胸を出した。

 昨年夏場所で37度目の優勝を飾ったのを最後に、5場所も優勝から遠ざかっている。復活への第一歩で休場明けを感じさせない動きを披露し「全開だね」と手応えを口にした。高ぶる気持ちはあるが「抑えながら頑張っていきたい」と飛ばしすぎずに夏場所(5月14日初日、両国国技館)に向けて調整していく。

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2017年4月21日のニュース