フィギュア 表現力重視の新種目検討、早くても22年北京の後

[ 2017年4月19日 05:30 ]

 フィギュアスケートの男女で、表現力により大きな比重を置いて採点する種目を新設する案が、国際スケート連盟(ISU)内で検討されていることが18日、分かった。

 関係者によると、来年のISU総会で審議される可能性があるが、導入は早くても2022年北京冬季五輪後になる。競技方式の大幅な変更に、反発を予想する声もある。検討されている案では、現在のような方式でジャンプやスピンなどの技術的な要素と表現力を評価する種目も残るが、ショートプログラム、フリーの区分はなくなる。新種目が加わって男女とも2種目となり、一方だけに出場することも可能にするという。

 男子は高難度の4回転ジャンプが必須の時代になり、ISU関係者は「表現力だけの選手は存在価値がない。ジャンプが全てという状況にしたくないという考え方がある」と背景を説明した。別のISU関係者は「フィギュアはメダルの数が少なく(新方式なら)増やせる」と指摘した。

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2017年4月19日のニュース