池江、世界選手権で10種目出る!「気分転換にもなる」

[ 2017年4月18日 05:30 ]

5冠の池江にあやかりたい!フォトセッションで手を合わせる(前列左から)長谷川、池江、大橋(後列左から)小関、瀬戸、萩野、坂井(撮影・吉田 剛)
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 日本水泳連盟は17日、競泳の世界選手権(7月23〜30日、ブダペスト)の日本代表18選手を発表した。日本選手権で女子史上初の5冠を達成した池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)は個人5種目のほかにリレー5種目にエントリーする可能性があり、最大10種目出場に意欲を見せた。リレーの代表選手は最終選考会となる和歌山県選手権(6月10、11日)を経て追加される。

 “鉄の女”にビッグプラン浮上だ。日本選手権で自由形3つ(50メートル、100メートル、200メートル)、バタフライ2つ(50メートル、100メートル)の個人5種目で派遣標準記録を突破して優勝し、代表切符を手にした池江。世界選手権では五輪で実施されていない男女混合の2つのリレー(フリーとメドレー)もあり、「めったに出られるものじゃない。気分転換にもなる。凄く楽しみです」と出場に意欲を見せた。

 出場すれば五輪種目の3つのリレー(400メートルと800メートルのフリーリレー、400メートルメドレーリレー)と合わせ最大で個人5種目、リレー5種目の計10種目となる。昨年のリオ五輪の7種目を上回る挑戦で、全て決勝まで残れば8日間で計25レースとなる計算だ。

 そんな超過酷な日程にもかかわらず、前向きなのは今大会で得た自信があるからだ。自己ベスト更新はなかったが、4日間で計10レースをハイレベルな記録で泳ぎきった。「正直凄くきつかったけれど、悪くないタイムで良かった」と多種目で好タイムを出し続ける手応えを得た。また、200メートル個人メドレーについて「東京五輪までには挑戦したい」というプランもある。将来的には個人種目を増やす可能性もあるだけに、多くのレースに挑戦してタフさを磨きたいところだ。

 もちろん出場種目数以上に大事なのは結果。リオ五輪では100メートルバタフライ(1バタ)5位が最高だった。伸び盛りの16歳は「リオで結果が良かったのは1バタだけだった。今度はほとんどの種目で決勝に残って、1バタでメダルを獲りたい」と力強く誓った。

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2017年4月18日のニュース