ロンドン銅・立石 200平予選敗退で現役に別れ 今後は「まず泳ぎを言葉に」

[ 2017年4月16日 11:56 ]

男子200メートル平泳ぎで予選突破ならず、このレースで引退となった立石諒は、プールに一礼
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 世界選手権(7月、ブダペスト)の代表選考を兼ねた競泳日本選手権最終日が15日、愛知県名古屋市ガイシプラザで始まり、今大会での現役引退を表明している立石諒(ミキハウス)が男子200メートル平泳ぎ予選に出場して、2分16秒69の40位で敗退し、現役ラストレースを終えた。

 ロンドン五輪銅メダリストはプールから上がり清々しい表情でスタンドに向かって手を振った。リオ五輪代表落ちした後は引退も考えたが、北島康介氏に背中を押されて競技を続けてきた。

 一番の思い出は12年ロンドン五輪の選考会。「康介さんと本気でやり合えた楽しい時間だった」。五輪本番では200メートル平泳ぎ決勝で北島氏を抜き去り銅メダルを獲得した。ところが、「ロンドンの銅メダルはコンプレックスに感じている。(北島)康介さんが金メダル獲ってきた中で銅メダルを誇りに思っていない」とはっきり。

 最後は報道陣に向かって「長い間ありがとうございました」と頭を下げた。今後の進路は決まっておらずスポーツの普及活動などに興味を持っているという。そして、「まず、泳ぎを言葉にできるよう勉強をします」と話し、笑いを誘った。

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2017年4月16日のニュース