新星登場!大橋 女子400個メ、日本記録3秒以上更新 自身も「ビックリ」

[ 2017年4月15日 05:30 ]

競泳日本選手権第2日 ( 2017年4月14日    名古屋市ガイシプラザ )

競泳日本選手権第2日 女子400メートル個人メドレーを日本新記録で優勝した大橋は笑顔でガッツポーズ
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 世界選手権(7月、ブダペスト)代表選考会を兼ねて行われ、女子400メートル個人メドレーで、大橋悠依(21=東洋大)が日本記録を3秒24更新して4分31秒42をマークし初優勝した。昨年のリオ五輪銅メダル相当の好タイムで、初の世界選手権代表を決めた。男子200メートル自由形では萩野公介(22=ブリヂストン)が1分47秒29でプロ転向後の初勝利を挙げた。

 ターンを繰り返すたびに観客席からのどよめきが大きくなった。大橋は最初のバタフライで日本記録保持者の清水に先行してトップに立つと、続く得意の背泳ぎで日本記録ペースを2秒07上回った。昨年まで一緒に練習していた北島康介の泳ぎを見て研究してきた平泳ぎでも大きなストロークで先頭をぶっちぎり、ラスト自由形では思い切ってスパートをかけた。2月に出したばかりの自己ベストを一気に3秒92更新する4分31秒42。日本記録も3秒24上回る驚異的なタイムだった。

 「まさか31秒が出るとは思っていなかった。うれしい気持ちとビックリした気持ちでいっぱいです」

 ほぼ無名の大学4年生。高校時代から1メートル73、55キロのサイズを生かした大きな泳ぎに光るものがあったが、大学1、2年時は伸び悩んだ。体調不良で泳げない時期があった。原因が貧血だと分かってからは、あさりなど鉄分が豊富な食品を多くとって体調は改善。順調に練習ができるようになると、徐々にタイムが向上した。

 才能が開花したのは3年になった昨年のリオ五輪代表選考会。3位となると「代表に入れなかったので、来年こそ入る」と意識も変わった。地道に取り組んできた筋力トレーニングの効果もあり、指導する平井伯昌コーチは「4泳法とも大きなストロークでテンポを上げられるようになった」と飛躍の要因を説明した。狙い通り世界選手権代表を決めた大橋は「今日と同じように頑張って、決勝、メダルにつながればいい」と初の大舞台に思いをめぐらせた。

 昨季、萩野ら東洋大で五輪を狙うトップの合宿メンバーから外れた時、平井コーチに「速くなって僕を困らせてくれ」と言われたという。「気分屋」と自己分析する大橋は「困らせてやろう、と思いました。先生にのせられてここまで来ました」と笑って振り返る。20年東京五輪へ向けたスタートの大会で、明るい新ヒロインが誕生した。

 ◆大橋 悠依(おおはし・ゆい)1995年(平7)10月18日、滋賀県生まれの21歳。草津東高では総体200メートルで2、3年でいずれも3位、3年で400メートル5位。趣味は音楽鑑賞。好きなタレントは嵐の大野智。1メートル73、55キロ。

 ▽世界選手権代表選考方法 個人種目(五輪実施)は日本水泳連盟が定める派遣標準記録(過去4年間の1国2人の世界ランキング24位)を突破した上位2選手が代表に内定する。非五輪種目は派遣標準記録1(同8位)を突破した上位2人。リオ五輪でメダルを獲得した400メートル、200メートル個人メドレーの萩野、200メートルバタフライの坂井は日本水連の規定により代表内定。この3種目は残り1枠となる。

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