萩野“プロ初優勝”も表情さえず ヒヤヒヤ逆転「バランスおかしい」

[ 2017年4月15日 05:30 ]

競泳日本選手権第2日 ( 2017年4月14日    名古屋市ガイシプラザ )

競泳日本選手権第2日 男子200メートル自由形で優勝した萩野はスタンドの声援に応える
Photo By スポニチ

 男子200メートル自由形でプロ転向後、初優勝した萩野だが、表情はさえなかった。先行逃げ切りこそがこれまでの優勝パターンだが、この日はリオ五輪800メートルリレー代表の江原に150メートルまで約1秒のリードを許す苦しい展開。「速く水をかこうと思って、手先に力が入っている。左右のバランスがおかしい」。焦りも生じ、不安に襲われたが、残り50メートルでかろうじて逆転した。ただ、タイムは自身の日本記録から2秒以上遅れており「(1分)47秒は遅すぎてビックリ。苦笑い以外ない。実力不足ですね。出直します」と肩を落とした。

 前日はリオ五輪を制した400メートル個人メドレーでライバルの瀬戸に100分の1秒差で6連覇を阻止された。精神力が試される中、尻上がりに力を発揮するタイプと自負する。残り2日間で「絶対王者」の真価が問われる。

続きを表示

2017年4月15日のニュース