真央 引退後初演技は7月「THE ICE」プラチナ必至

[ 2017年4月12日 05:50 ]

「THE ICE 2014」でセクシーな演技を披露する浅田真央
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 浅田真央(26)が、思い入れの強いアイスショーで新たな人生の一歩を踏み出す。自身が座長を務める「THE ICE」(7月29〜31日・大阪、8月4〜6日・愛知)で、引退後初めて氷上で演技を披露することが11日、分かった。海外で新プログラムを作るプランもあり、ファンに華麗な滑りと感謝を届ける場になりそうだ。

 新たな人生のスタートを切る舞台が明らかになった。浅田は前日(10日)夜、ブログでの引退メッセージで「この先も新たな夢や目標を見つけて、笑顔を忘れずに、前進していきたいと思っています」とつづっていた。その「新たな夢や目標」の一つが、7月29日に大阪で始まるアイスショー「THE ICE」。浅田が主演を務める同ショーは07年にスタートし、いまや真夏の恒例イベントとして定着。思い入れの強いこの舞台で、引退後初めて氷上に姿を見せる。

 4月23日には世界国別対抗戦のエキシビションがあるが、現時点で出演予定はなく、他のアイスショーにも出演しないという。再スタートの場として選んだ「THE ICE」に向け、今後は海外で新プログラムを作るプランもある。同ショーでは過去に、「もう一度見たいプログラム」のファン投票を行ったこともあるが、今年については関係者が「真央の気持ちを尊重したい」と明かす。ファン投票ではなく、浅田自身が気に入っている過去のナンバーが、演目に組み込まれる可能性が出てきた。

 大阪公演、名古屋公演ともにチケットは4月15日から先行受け付けが開始される。大阪公演の会場となる大阪市中央体育館は、13年の四大陸選手権で優勝。地元で行われる名古屋公演は昨年に続き、愛知県体育館で開催される。浅田はブログで「今まで、長くスケートができたのも、たくさんのことを乗り越えてこれたのも、多くの方からの支えや応援があったからだと思います」とつづっていたが、「THE ICE」ではファンに直接、感謝の気持ちを伝える機会も設けられるはず。両公演とも、チケット争奪戦に発展することは必至だ。

 12日の午前11時30分から、都内で引退会見を開く。浅田はブログで決断の理由を「去年の全日本選手権を終えた後、それまでの自分を支えてきた目標が消え、選手として続ける自分の気力もなくなりました」と説明していた。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に数々の伝説を残してきた競技人生を振り返り、明るい未来の展望まで、ブログに書ききれなかった思いを日本中に届ける。

 ▽THE ICE(ザ・アイス)浅田真央が座長を務めるアイスショーで07年に第1回が愛知県で行われ、今年で11回目を数える。姉の舞や五輪、世界選手権のメダリスト、ジュニアやノービスの次世代スケーターも出演。スケーター同士のトークショーも見どころの一つ。

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2017年4月12日のニュース