東京五輪の自転車コース富士山案　実現へ調整進める

　２０２０年東京五輪の自転車ロードレースで国際自転車連合（ＵＣＩ）が要望している富士山を背景に走るコースへの変更について、大会組織委員会の布村幸彦副事務総長は１１日、「これから具体的に詰めていかなければならない課題」と述べ、実現の可否を含めて関係機関と調整していく考えを示した。

　皇居外苑を発着点に東京都内を巡る現在のコースは、１５年１２月のＩＯＣ理事会で承認されている。組織委によると、デンマークのオーフスで７日まで開かれた国際会議の期間中、ＵＣＩのクックソン会長も含めた会談でテレビや写真の映りが良くなる富士山案を提示されたという。