荒川静香さん、真央引退に「寂しい」「フィギュア界の功労者」

[ 2017年4月11日 14:44 ]

05年グランプリシリーズ第4戦、フランス杯の表彰台で笑顔を見せる浅田真央(左)と荒川静香(05年11月撮影)
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 フィギュアスケート女子の06年トリノ五輪金メダリスト、荒川静香さん(35)が11日、横浜市内で取材に応じ、10日に現役引退を発表したフィギュアスケート元世界女王の浅田真央(26)をねぎらった。

 引退を知ったのは前日10日の夜だといい「浅田選手はここ数年、進退について考えながら滑っていたと思う。小さいときから見ていたので、まだ見ていたいという気持ちがあったのですが、アスリートとして悩む気持ちも理解できる」とコメントした。

 「まだ本人の口から聞いていないので、はっきりしたことは分かりませんが、引退を決めたというのは、その次の道への考えが浮かんできたのか、それとも競技に対してやりきったという気持ちがあったのでは」と浅田の心境を推し量った。

 「あれだけ華のある選手ですので“引退”という文字と“浅田”という文字が並んだのを見たときは寂しかったですね。日本のフィギュア界に一番影響を与えた選手。小さいころから日本のトップ、世界のトップに駆け上がって戦い続けた。どんなときでも頑張り続ける姿を見てきました。その姿を見てスケートを始めた選手も多かったですし、日常の中で頑張ろうと思った人もたくさんいると思う。フィギュアスケートの普及に大きく貢献した選手でもあり、ファンを増やした功労者です」と称賛した。

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