14歳・北園丈琉 全日本種目別逃すも平行棒でシニア顔負けの演技

[ 2017年4月8日 16:30 ]

平行棒で高得点をたたき出した北園丈琉
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 体操の全日本選手権の種目別トライアルが8日、東京体育館で行われ、平行棒で北園丈琉(たける、14=清風中)が14・250点をマークした。6月の全日本種目別選手権の出場資格は得られなかったが、シニア顔負けの演技で着地までまとめた。

 「今まで以上に緊張した。結構、良かったと思うけど、1つ技で足が当たるミスをしたのでそこはこれからの課題になっていくと思う」

 大阪出身の中学3年生。仮面ライダーが大好きで側転やジャンプをしていた3歳の時、元気いっぱいの姿を見て母・希望(のぞみ)さんが体操クラブに連れて行ったことが、競技を始めるきっかけだった。

 憧れの選手は体操界のキング・内村航平(28=リンガーハット)だ。「難しい技をやっても、見ている人には難しく見えないように演技している」と理由を説明。今年2月には強化合宿に参加し、内村から鉄棒の「アドラーひねり」を直接、指導してもらった。まだマスターしていないが、「今年の試合には入れていきたい」と意欲十分だ。

 17年の最大目標は日本ジュニア選手権や国体。「高校生とも試合をして、負けないようにしたい」。20年東京五輪に向けては、「今の全日本個人総合で戦っている選手を、あと3年でどれだけ追い越すところまでいけるか。(追い越す)イメージはある」と気合を入れていた。

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2017年4月8日のニュース