ベイカー右肩脱臼で世界柔道欠場 リオ五輪金メダリスト0へ

[ 2017年4月6日 19:29 ]

ベイカー茉秋
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 リオデジャネイロ五輪柔道男子90キロ級金メダルのベイカー茉秋(日本中央競馬会)が右肩のけがのため、代表入りを保留していた世界選手権(8〜9月・ブダペスト)を欠場する意向を全日本柔道連盟に伝えたことが6日、関係者への取材で分かった。これにより、男子73キロ級の大野将平(旭化成)、女子70キロ級の田知本遥(ALSOK)を含め、リオ五輪金メダリスト不在の代表となる。

 関係者によると、出場回避を示唆していた29日の全日本選手権(日本武道館)も正式に辞退を届け出た。右肩はリオ五輪前から度々亜脱臼を繰り返し、2日の全日本選抜体重別選手権で再び痛めた。病院の検査で関節脱臼と診断され、今後は早期の手術を検討しているという。

 全柔連の強化委員会はベイカーを男子90キロ級の世界選手権代表の第1候補に選んだが、医師の診察結果を待っていた。報告を受け、診断書などを精査した上で、近く他の選手を派遣するかも含めて正式に判断を発表する。

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2017年4月6日のニュース