三原舞依 今季ラストは“五輪モード”「シンデレラは卒業」

[ 2017年4月4日 11:30 ]

世界選手権から帰国し、関西空港で取材に応じたフィギュアスケートの三原舞依
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 フィギュアスケートの世界選手権(フィンランド・ヘルシンキ)で女子5位だった三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)が4日、関西空港に帰国した。今季はあと1試合出場する可能性があるものの、五輪シーズンとなる来季へ向け、ショートプログラム、フリーともにプログラムを変更することを名言。特に思い入れが強かったフリーの「シンデレラ」に別れを告げることについては「シンデレラは卒業です。でも、物語を終わりにせず、曲が違ってもそのストーリーを続けていきたい」と思いを込めた。

 芦屋高校1年だった15年12月に若年性突発性関節炎を発症。膝などの痛みに苦しみ、4カ月もリンクに上がれなかった。苦難を乗り越え、今季は四大陸選手権に優勝していた。

 今大会ではショートプラグラムの15位出遅れからフリーで巻き返したとはいえ、日本勢上位2人の合計順位が「13以内」に届かなかった。来年平昌五輪の日本女子の出場枠は「2」。最大枠「3」を逃した。来シーズンは宮原知子、本田真凜らと出場権争いを繰り広げることになる。「五輪はスケートを始めたときからの夢。夢のままでは終われない。目標にして、課題を克服してもっともっと強くなりたい」。プログラムが変わっても、シンデレラストーリーのハッピーエンドを目指していく。

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2017年4月4日のニュース