宇野昌磨、笑顔の帰国 羽生はライバル?「目標だけど負けたくない」

[ 2017年4月4日 10:38 ]

笑顔で会見に臨んだ宇野
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 フィギュアスケート世界選手権で2位に入って初めて表彰台に立った宇野昌磨(19=中京大)が4日、フィンランド・ヘルシンキから成田空港に帰国し、記者会見に応じた。

 初出場だった昨年の世界選手権は7位に沈んだだけに「昨シーズンはとてもつらく涙のある試合になってしまったので、その気持ちを晴らそうと思って臨んだので、その結果がこの順位になってうれしく思う」と笑顔。フリーは世界歴代3位の214・45点、合計でも319・31点とし、優勝した羽生結弦(22=ANA)とわずか2・28点差だった。「スコアはうれしいけど、それ以上に内容で満足いくものがショート、フリーでできた。やはり自分がやるべきことやれば結果、点数はついてくる。自分のやるべきことができて良かった」と納得の様子だ。

 来季は平昌五輪での金メダルも視野に入れた戦いが始まるが「今回はショート、フリーともにベストの演技をした上で、羽生結弦選手には全然かなわなかった。(羽生が)ショートを失敗したこと込みでも勝てなかったことに関して、まだまだ実力不足だなと感じている。僕はまだまだだなと考えています」と目指すべき領域は高い。記者会見での最後の質問。羽生結弦という存在はライバルなのか?という質問に対し、19歳はこう答えた。「先のことは考えないし、分からないですけど、今現時点ではやはり目標であることには変わりない。ただ“勝てない”というより“負けたくない”と考えています。“勝ちたい”とも少し考えていますけど、でもやはり目標という印象です」

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