柳簫然“珍”アシストでメジャー2勝目 視聴者指摘でトンプソンに4罰打

[ 2017年4月4日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ANAインスピレーション最終日   晴 気温27度 風速4メートル 賞金総額270万ドル(約3億円)優勝賞金40万5000ドル(約450 ( 2017年4月2日    米カリフォルニア州ランチョミラージュ ミッションヒルズCC=6769ヤード、パー72 )

 最終ラウンドが行われ26歳の柳簫然(ユソヨン)(韓国)が通算14アンダー、274で並んだレキシー・トンプソン(22=米国)とのプレーオフを制し、11年の全米女子オープン以来のメジャー2勝目を飾った。上原彩子(33=モスバーガー)は71で回り通算3アンダーで27位だった。72の宮里藍(31=サントリー)は1アンダーの40位。日本ツアー賞金女王のイ・ボミ(28=韓国)は76と崩れ5オーバーの66位で、横峯さくら(31=エプソン)は6オーバーの68位、野村敏京(24=フリー)は7オーバーの70位に終わった。

 夕暮れのプレーオフ1ホール目。1メートルのバーディーパットを沈めた柳簫然が思わず涙を流した。「この状況が信じられない」。誰もが予想しなかった展開の逆転劇で主役を演じ、18番グリーン脇の池へダイブ。優勝者の恒例行事で歓喜に浸った。

 首位を走っていたL・トンプソンが後半、前日のプレーが原因で4打の罰を受けたことで優勝戦線が一変した。「状況をつかめなかったが、とにかく自分のプレーをしていこう」。パー5の18番で短いバーディーパットを決めて首位のまま後続を待った。

 巻き返したトンプソンとのプレーオフでは「USA」コールが響いた。そんな中、ミスの出た相手に対して2打でグリーンそばまで運んだ好機を逃さなかった。「みんながレキシーの応援をするのは分かっていた。その中でも私を応援してくれる人がいる」。実力者が運も味方に、2度目のメジャータイトルをつかんだ。

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2017年4月4日のニュース