宇野 SP世界歴代3位で2位発進 3年ぶり王座狙う羽生は5位

[ 2017年3月30日 23:39 ]

フィギュア世界選手権男子SP、演技を終えガッツポーズをする宇野昌磨
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 フィギュアスケートの世界選手権第2日は30日、フィンランド・ヘルシンキで行われ、男子ショートプログラム(SP)で宇野昌磨(19=中京大)が自己ベストを大きく更新し、世界歴代3位となる104・86点で2位発進。3年ぶりの王座奪回を狙う羽生結弦(22=ANA)が98・39点で5位につけた。

 宇野は冒頭の4回転フリップを始め、4回転トーループ、3回転トーループの連続ジャンプ、トリプルアクセル(3回転半)と全てのジャンプに成功。会心の演技を終えると、大きく右手を突き上げた。104・86点は羽生が2015年のGPファイナルで出した110・95点に次ぎこの時点では世界歴代2位の得点となった。だが、この後に滑ったハビエル・フェルナンデス(25=スペイン)が109・05点をたたき出し、すぐさま歴代2位を更新した。

 羽生は冒頭の4回転ループは成功させたものの、4回転サルコーからの連続ジャンプでバランスを崩した。踏ん張って2回転トーループを飛んだものの、100点にとどかずキスアンドクライでは何度も首をかしげた。

 首位は109・05点のフェルナンデス。田中刑事(22=倉敷芸術科学大)はジャンプのミスが響き73・45点で22位だった。

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