元琴欧洲の鳴戸親方 日体大卒業 2月退学も功績称え

[ 2017年3月30日 05:30 ]

日体大の谷釜了正学長(左)から特別卒業認定証を授与された元大関琴欧洲の鳴戸親方
Photo By 共同

 大相撲の鳴戸親方(元大関・琴欧洲)が日体大・世田谷キャパスで特別卒業認定証を授与された。

 母国ブルガリアの国立体育大を2年時に中退して来日。15年4月に大学3年として日体大に編入したが、日本相撲協会の業務との両立が難しくなり今年2月に退学した。それでも日体大は相撲界での功績を称え、大学独自のシステムで特別に卒業を認定した。鳴戸親方は「うれしいですね。まさか日本に来て大学卒業すると思わなかった。母親が一番喜ぶと思う」と頬を緩めた。4月1日付で独立し、鳴戸部屋の師匠となる親方は「栄養のバランスやメンタルのことも学んだ。大きな夢に向かって弟子の指導に当たります」と意欲を見せた。

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2017年3月30日のニュース