錦織 4年連続8強!左膝不安…治療受けながらフルセットで

[ 2017年3月30日 05:30 ]

マイアミ・オープン ( 2017年3月28日    米フロリダ州マイアミ )

4年連続8強入りした錦織
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 第2シードの錦織圭(27=日清食品)が世界ランキング57位のフェデリコ・デルボニス(26=アルゼンチン)を6―3、4―6、6―3で退け、4年連続で8強入りした。29日(日本時間30日)の準々決勝で世界40位のファビオ・フォニーニ(29=イタリア)と対戦する。第1シードのスタン・バブリンカ(32=スイス)は敗退した。

 試合中に左膝に痛みが出て治療を受ける場面もあったが、錦織が苦境をはねのけて4年連続の8強入りを果たした。「疲れが出てくるとたまに痛みが出る。治療をすれば大丈夫」と言ったものの、ツアーで格が高いマスターズの初制覇に向けては不安が残った。

 第1セットは2度のブレークに成功して先取したが、勢いが続かなかった。第2セット途中から左膝のマッサージを受けると、その後は精度を欠いたショットが目立つ展開。2時間14分の打ち合いでノーシードの格下選手を振り切ったが、3回戦に続いてフルセットにもつれ込む課題の残る試合内容だった。

 以前から脚の付け根、ふくらはぎ、臀部(でんぶ)など下半身の左側にケガが集中していたが、近年は筋力強化で故障が減った。しかし、最近は好機で決めきれない場面が多く、長引くラリーなどでツアーでは小柄な身長1メートル78の体へのダメージが大きくなっている可能性がある。

 準々決勝のフォニーニ戦に向けては「才能のある選手。安定しているバックと攻撃的なフォアに気をつけたい」と警戒した。

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2017年3月30日のニュース