サオリン Vリーグオールスターで現役最後のプレー、涙のあいさつ&胴上げ

[ 2017年3月25日 16:48 ]

Vリーグオールスター試合後、選手から胴上げされる木村沙織
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 バレーボールVリーグの女子オールスター戦が25日、埼玉・深谷市総合体育館で行われ、今季限りで引退する東レの木村沙織(30)が現役最後のプレーを披露した。

 木村はともに日本代表で活躍した荒木絵里香(32)らと同じチームに所属。第1、2セットは控えに回ったものの、2―0で迎えた第3セットは先発で出場した。客席から何度も「サオリン頑張れー!」と声を掛けられる中でレフトからの豪快なアタックや華麗なフェイントで得点をゲット。マッチポイントの場面でもアタックを決めるなど、チームのストレート勝ちに大いに貢献した。

 第3セット終了後に急きょ設けられた15点マッチの“スペシャルセット”では特別出場したJTの吉原知子監督(47)と同じコートに立ってプレーする場面もあった。試合後には引退セレモニーが行われ、選手や関係者が見守る中でコート上であいさつ。緊張していたのか、あいさつ冒頭に「えーっと…えーっと…えーっと…。もう一回最初からやっていいですか、すみません…」と言葉を詰まらせたが「いきます」と気を取り直して再開。「今日は本当にありがとうござました。今日で最後の試合となったんですけど、凄くこのメンバーでやらせてもらえてうれしかったです。いい言葉は言えないですけどたくさんの方にここまで支えてもらって続けることができました。本当に最後までこんなインタビューがぐだぐだで申し訳ないんですけど、本当にありがとうございました」と涙を流しながら感謝の言葉を口にした。

 その後、東レのチームメートである妹・木村美里(25)から花束を渡され、抱き合って再び涙。最後はオールスターメンバーから3度胴上げをされ、木村のバレーボール人生は幕を閉じた。

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2017年3月25日のニュース