松森姉妹 仲良く好発進!姉・彩夏3差17位、妹・杏佳2差11位

[ 2017年3月25日 05:30 ]

女子ゴルフツアー アクサ・レディース第1日 ( 2017年3月24日    宮崎県宮崎市 UMKカントリークラブ=6484ヤード、パー72 )

<アクサレディース初日>10番、ティーショットを放つ松森杏佳
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 姉妹プロの松森彩夏(22=スターツ)、杏佳(きょうか、21=同)がそろって好発進した。姉・彩夏は首位と3打差の17位、妹・杏佳は2打差の11位につけた。首位は5アンダーの67で回った渡辺彩香(23=大東建託)ら3人が並んだ。1打差の4位に若林舞衣子(28=ヨネックス)、香妻琴乃(24=サマンサタバサ)ら7人がつけた。

 自分のことのようにうれしかった。ホールアウトした松森彩夏は、スコアボードに妹・杏佳の名前を見つけた。しかも自分より1打少ない。「妹が上にいたので“ヤッター!”と思いました」と笑顔がはじけた。

 まだツアーで予選を通過したことのない杏佳だが、今季は昨年の最終予選会36位の資格で出場。堂々の3アンダーをマークした。前半のインは10、12番でボギーを叩いたが、アドレスの向きのズレに気づき、すぐに対処した。「自分がクローズだと思うくらいがちょうど良くて、アイアンも気をつけたら良くなった」。以降5つのバーディーを積み重ねた。

 今年1月。母方の故郷である宮崎で10日間、姉妹での合宿を行った。彩夏は「去年、妹に“トレーニング行け!”とお尻を叩いたんです。元々、体の大きい子だけど基礎体力をしっかりつけることの大切さを学んでくれたと思う」と振り返る。杏佳は「(合宿中)姉にスイングチェックしてもらいました。アイアンの球筋が低いのが悩みだったけど、クラブをアウト気味に上げるようにしたら高くて止まる球が打てるようになった」と感謝した。

 自他ともに認める仲良し姉妹。「一緒に映画を見たり、買い物に行ったり。身長も靴のサイズも同じなので共有しちゃいます」と杏佳。コースを出ると力関係が逆転するようで、彩夏は「私生活では“部屋、片付けなさい!”とか妹に怒られちゃうんです。でもいつも一緒。今年は試合も一緒に出られるので楽しみが増えました」と笑った。

 昨季、彩夏が富士通レディースでツアー初優勝。今大会は姉妹での優勝争いが視野に入る。杏佳は「試合では一緒に回ったことがないので一緒に回れたら楽しそう!」と瞳を輝かせたが、彩夏は「私は妹のことが気になっちゃう。でも一度くらいは…」と苦笑いを浮かべていた。

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