強行出場の稀勢の里が会場入り 患部を気にせず ファン500人から大歓声

[ 2017年3月25日 14:40 ]

<春場所14日目>場所入りする稀勢の里
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 左胸付近を負傷しながら大相撲春場所14日目に強行出場する新横綱・稀勢の里(田子ノ浦部屋)が25日午後2時過ぎに会場入りし、待ち受けた約500人のファンから「頑張れ!」など大歓声を浴びた。エディオンアリーナ大阪の入口前にワンボックスカーで乗り付けると、前日は三角巾で吊していた左腕を気にすることなくゆっくりと歩いて支度部屋に向かった。

 この日は稽古場に姿を見せなかったが午前9時過ぎに師匠の田子ノ浦親方が対応し、「本人が出たいと言っている。体は動くので、これから先も長いので(休場してもいいのでは)という話をしたが、それでも本人は出られると」と語った。

 13日目の結びの一番で、日馬富士に敗れて土俵下に落ちると、左胸付近に手を当てて、30秒以上も立ち上がれず、苦悶(くもん)の表情を見せた。患部について同親方は「少しは今日の方がいい。きょうの相撲を見て駄目だったら、(千秋楽は休ませるけど)良かったら最後まで出る」と話した。

 現在は1敗で稀勢の里と照ノ富士と並びトップ。稀勢の里はきょう14日目は鶴竜と千秋楽は照ノ富士と対戦する。

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2017年3月25日のニュース