宮原 世界選出場意向も 浜田コーチ明かす「万全にはほど遠い」

[ 2017年3月16日 05:30 ]

 フィギュアスケート女子の宮原知子(18=関大)に試練の時が訪れている。指導する浜田美栄コーチが15日、世界ジュニア選手権開催中の台北で取材に応じ、世界選手権(29日開幕、フィンランド)への調整が遅れていることを明かした。

 宮原は2月に左股関節疲労骨折で全治4週間と診断され2月の四大陸選手権、冬季アジア大会を欠場。3月に入って練習を再開したが、同コーチは「痛みはあると思う。まだ万全にはほど遠い」と現状を説明した。

 世界選手権は来年の平昌(ピョンチャン)五輪の出場枠が懸かる。上位2人の順位合計が13以内なら最大の3枠を確保。四大陸選手権で三原舞依が優勝したとはいえ、今季のGPファイナル銀メダルのエースは日本に欠かせない。2月に「世界選手権でしっかりとした演技ができるよう体調を整えたい」とコメントした宮原は、今も出場の意志は固いという。

 浜田コーチも「このままの状態なら出られる」としたが、「悪くなるようなら考えないといけない」とも話した。開幕まで2週間足らず。エースが懸命に調整を進める。

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2017年3月16日のニュース