錦織 3年連続16強 72分ストレート 修正サーブ安定78%

[ 2017年3月16日 05:30 ]

テニスBNPパリバ・オープン ( 2017年3月14日    米カリフォルニア州インディアンウェルズ )

BNPパリバオープン3回戦でミュラーに完勝した錦織(AP)
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 男子シングルスで世界ランキング5位の錦織圭(27=日清食品)が3年連続でベスト16入りを決めた。世界28位のジレ・ミュラー(33=ルクセンブルク)を6―2、6―2と寄せつけず、わずか1時間12分での快勝。「内容はとても良かった。この調子を維持したい」と表情も明るかった。

 特に光ったのは、マイケル・チャン・コーチから修正を受けた第1サーブの安定感だった。2回戦の69%に続き、この日は78%の高い成功率で主導権を握った。「あれだけ入ればフリーに攻められるポイントが増える。この2試合は自信を持ってサーブを打てている」。リターンも鋭くミュラーにサーブ&ボレーを許さず、不用意にネットに出てきた時は軽々とロブショットで頭を越した。

 前日にはIMGアカデミーの後輩である21歳の西岡も元世界4位のベルディハ(チェコ)を破って16強入りを決めた。「(西岡は)かなりプレーがしっかりしてきている。しぶとくて、僕がやるにしてもかなりタフな相手と感じる」。日本のエースには成長著しい後輩の存在も良い刺激になっている。

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2017年3月16日のニュース