サンダー ウエストブルック3戦連続トリプルダブル、史上2人目快挙に進撃

[ 2017年3月15日 18:05 ]

3試合連続のトリプルダブルを達成したサンダーのウエストブルック(AP)
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 NBAは14日に各地で5試合を行い、サンダーのラッセル・ウエストブルック(28歳)は敵地ブルックリンでのネッツ戦で25得点、12リバウンド、19アシストをマーク。3試合連続、今季33回目(通算70回目)のトリプルダブルを達成した。今季平均でも残り15試合となった段階で31・8得点、10・6リバウンド、10・3アシストと年間トリプルダブルを維持。1961年シーズンのオスカー・ロバートソン(ロイヤルズ)以来、史上2人目の快挙に向かって突き進んでいる。

 西地区全体6位のサンダーは122―104(前半62―62)で勝って3連勝で38勝29敗。ネッツはジェレミー・リン(28歳)が今季自己最多の24得点を挙げてたが、後半に引き離されて12勝54敗となった。

 東地区全体首位のキャバリアーズは地元クリーブランドでピストンズに128―96(前半74―48)で快勝。レブロン・ジェームズ(32歳)が28分の出場で16得点、11リバウンド、12アシストを稼ぎ、今季10回目(通算52回目)のトリプルダブルをマークした。

 キャバリアーズは連勝で44勝22敗。カイリー・アービング(24歳)も26得点で勝利に貢献し、東地区全体2位セルティクスとのゲーム差は2・5となった。

 東地区全体7位のピストンズは33勝34敗。この結果、ピストンズから10位ヒートまでは1ゲーム差に4チームがひしめく大混戦となっている。

 ウォリアーズは地元オークランドで76ersに106―104(前半58―59)で競り勝って53勝14敗。第3Q終了時点で12点を追う苦しい展開だったが、第4Qを28―14で制して試合をひっくり返した。この日が29歳の誕生日だったステファン・カリー(29歳)は5本の3点シュートなどで年齢と同じ29得点をマーク。ドレイモンド・グリーン(27歳)は20得点、8リバウンド、8アシスト、6ブロックショットを記録して攻守両面でチームを引っ張った。

 76ersは連敗で24勝43敗。第3Q途中で一時16点をリードしたが第4Qではリズムを失ってしまった。

 新人フォワードのダリオ・サリッチ(22歳)は25得点と奮闘。3点を追って迎えた第4Q残り2・6秒からのフリースローでは1本目を決めたあと、2本目を意図的に外して同点のフィールドゴールを狙ったが、リングから跳ね返ったボールをカリーにキープされて試合終了を告げるブザーが鳴った。

 ニックスは地元ニューヨークでペイサーズを87―81(前半42―52)で退けて27勝41敗。カーメロ・アンソニー(32歳)が22得点中13得点を第4Qに集中させて連敗を3でくい止めた。しかし第3Qに主力フォワードのクリスタプス・ポルジンギス(21歳)が左脚を痛めてダウン。今後の出場が危ぶまれる事態となった。

 東地区全体6位のペイサーズは34勝33敗。9位ブルズ、10位ヒートとはともに2ゲーム差しかなく、プレーオフへの出場権(東西両地区の上位8チーム)を確保するためには、残り15試合の戦いぶりが重要になってきた。

 ペリカンズは地元ニューオーリンズでトレイルブレイザーズに100―77(前半50―36)で勝って27勝40敗。キングスから移籍してきたディマーカス・カズンズ(26歳)が22得点を挙げ、トレード後は自身9戦を消化してようやく3勝目を挙げた。

 トレイルブレイザーズはダミアン・リラード(26歳)が29得点をマークしたものの勝機を見い出せずに敗れて29勝37敗。ナゲッツから移籍したセンターのユスフ・ナーキッチ(22歳)は22分の出場でわずか2得点に終わった。

<16日のテレビ放送>

グリズリーズ― ブルズ

WOWOWライブ 9時〜

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