稀勢の里 心技体充実3連勝!まわし引けなくても慌てず

[ 2017年3月15日 05:30 ]

大相撲春場所3日目 ( 2017年3月14日    エディオンアリーナ大阪 )

稀勢の里(右)は貴ノ岩を押し出しで破り全勝をキープ
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 稀勢の里はこの日もまわしを引けなかったが、2日目までと同様に慌てなかった。腰を落としての突き押しで出て、貴ノ岩が動き回っても足がついていった。相手を正面に置き、危なげなく押し出し。「いろんな展開があるから。いいんじゃないか」と振り返った。

 初場所の初優勝を“アシスト”したのが貴ノ岩。14日目に稀勢の里が勝った後、1差で追う白鵬を破って優勝が決まった。稀勢の里が貴ノ岩と対戦するのは昨年秋場所以来2度目。「油断したらいけない相手」と気を引き締めて3連勝とした。

 大阪入り後は夜の外出は控えめにし、初日の夜はテレビでWBCの日本―オランダ戦、プロレス総選挙を見てリラックスした。オンとオフのメリハリをつけることで「いい具合の緊張感」で臨めている。綱獲りに失敗し続けたころは「心が弱い」と言われたが、今は心技体とも充実している。

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2017年3月15日のニュース